(VOVWORLD) -(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、停戦交渉を前進させるため、ロシアとの会談を呼びかけていると明らかにしました。
ゼレンスキー氏は定例のビデオ演説で、ウクライナのウメロウ国家安全保障防衛会議書記が、すでにロシアに対し、来週にも次回の会談を行うことを提案したと述べました。
ゼレンスキー氏は「交渉のダイナミクスを改善しなければならない。停戦を実現するために、可能な限りのことをする必要がある。ロシア側は、捕虜交換、子どもたちの帰還、殺害の停止に関する決定から逃げるのをやめるべきだ」と語りました。
ゼレンスキー氏は「真の平和を実現するには、首脳レベルでの協議が不可欠だ。ウクライナはその用意がある」と付け加えました。
一方、ロシア国営タス通信は、ロシア交渉団に近い関係者の話として、ロシアがウクライナからの会談提案を受け取ったことを確認したと報じました。
前回の停戦交渉は6月上旬、トルコ・イスタンブールで行われましたが、ロシアとウクライナの代表団はわずか1時間あまりで協議を打ち切りました。ロシア国営メディアによると、ロシアは停戦の前提条件として、最大限の領土要求を提示しました。ウクライナ側はこれまで、和平のために領土譲歩を受け入れることを拒否しています。
(CNN)